トマソン

 今日は [はかないバラ] を描きました。


 小論の授業で「超芸術トマソン」について勉強しました。トマソンって「美しく保存されている無用なもの」って意味らしいです。「何でこんなところにこんなものが?!」ってやつです。ありえない場所にいきなりドアがあったり、階段があったりするやつです。次々と新しいものが誕生していく都市にそういったものが多いと思われます。しかし山手線エリアにはすくないらしい・・・。 

 今日はそのトマソンを予備校周辺で探しに行くためにツアーを組んだ旅行客のようにぞろぞろと先生を筆頭にみんなで雨の中歩き回りました。今まで意識して見たことはあまり無かったけど「トマソン」と言う言葉に出会ってからはかなりトマソンが私の中に入り込んでくるようになりました。トマソンって移り行く都市化の中での矛盾のようなものであるため、よく見てみると、異空間でさまざまな想像をさせてくれるものだと思います。「こんな状態に至るまでにどんな過程があったのだろうか・・・」。無意味な階段のことを「純粋階段」というらしいんだけどなぜかジブリを思い出してしまいました。 


 自分のイメージではトマソンは先進国よりも発展途上国に多い気がします。